自由な学校~赤い髪、高校やめてアメリカ留学、他人の話聞けー。

2017/10/11 10:16 に onishi hayao が投稿   [ 2017/10/11 11:07 に更新しました ]
知り合いの生物の先生に呼んでもらって、東京都立の国際高校というところで授業をしてきた。俺の大学の教養のころのキャンパスの近くにある高校で、学生のころから名前だけは聞いたことがあったが、ここ数年受験関係やイベントで名前を聞くことが増えていた。自由さが売りの高校なようで、髪を染めるのも自由、制服もスカートとズボンだけが決まっていてシャツは自由、ピアスもオッケーという最近のやたら厳しくなり続ける高校の校則とは全くの反対方向。

そもそもの授業時間が前の授業時間が変わって押しまくるという、他の学校では聞いたことのない自由さである。その自由さで人気が高く、偏差値も高いとのこと。

今回は環境科学という少人数の選択クラスで、変わった実験とか校外活動とか、かなりいろんなことをしている科目で、俺が授業をするのは二回目である。

まあ授業と言っても俺がやるのは何か教えるとかは基本全然やんなくて、来た人の好みとかそれまで生きてきて考えたことに合わせて何かを話す空間を作る、というだけ。

ただこのクラス、ただでさえ高校自体がアメリカみたいなぶっ飛んだ学校で生徒は個性派ぞろい。その中でも特に個性派な奴らが集まっているという。(後で他のクラスの生徒に聞いた)

最初は先月の宮古島での裏修学旅行のキャンピングカーで泊まった話をして、ちゃんと俺が利益を出した話、そのあとお金を稼いだ経験を聞いてみたりした。メルカリで教科書や柔道着を売った話や、自分で編曲した楽譜を友達に買ってもらったりした話など、いきなりあーやっぱりこいつら違うわと思わせる面白い話が出てくる出てくる。これはこのまま盛り上がるかな?と思って、そのあとは髪をどうして染めるのか、恋愛、付き合う、夢の話など、色々話題を振ってみた。

もうすぐ高校やめてアメリカの高校行くって男子とか、髪を染めてる男子に女子から「なんで髪染めてるの?」といったドまっすぐな疑問が出たり、していい感じだなーと思っていたのだが、ただなんか違和感があった。なんというか、他人の話に興味を持って、「でも自分はこう思う」みたいな話が、あんまり出てこないのである。そもそも「学校が自由すぎてみんな他人の話を聞かないのがおかしい」という男子も。そいつはみんなから「お前が聞けよ」と突っ込まれていた。

んで終了時間が想定と違っていて、少々まとまりに欠く形で終了。前回にも来てくれた他のクラスの女子が遊びに来てくれて、「安全な選択肢があるのに、リスクのある選択をするのはどう思うか?」と聞かれたのて、このクラス数人と、30分ほど話した。「それってリスクのあることが本当にやりたいことで、ただ失敗したときになんか責められるような感じがするのが嫌で迷っているのでは?」といったら、やたらと納得していた。

部活では話せるけど、クラスでは安心して話せない、みたいな話もあった。確かに当人は授業中はあんまり話していなかったな。
何年か前の先輩たちは自由を獲得するために色々戦ったが、自分らは違うかもとよく言われるらしく、俺も卒業生にそういう話を聞いた。

帰りに先生と話したのは、自由な学校なはずなんだけど、意外と思ったことを話せない、みたいな話。
個性的すぎて、ぶつかり合うのが怖いのかしら?思ったことを言えないってのは今の日本社会そのまんまだが、学校とかでいくら上から自由な場を用意してもそのままでは何か足りないようである。

宮古島離島留学2017春のマイエコでも話が出たのだが、「自由とは不自由があって初めて得ようとするもの」であって、初めから与えられるべきものではないのかもしれない。

いやまあ、俺は最初からほしいけどねー。










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